ヤッホー! 山と森が好きなアートディレクターの北住です。
楽しみにしていたGWを迎えましたが、外出自粛で中々遠出ができない世の中ですね。かくいう私も登山やキャンプの予定を立てていましたが今は我慢の時です。皆さんもそのうち外遊びできる日が来ると信じ、首を長〜くして待とうではありませんか。今回は、そんな家にいる時間が長いGW中にノンデザイナーさんでもできちゃうデザイン力アップの方法をご紹介しますね。
CONTENTS
とにかく良いデザインを見る
とにかくコレにつきます。見て見て見まくる。スポーツでも何でもそうじゃないですか、上手な人のプレーを見て真似をする。素直が一番ですね。
家の中はナイスデザインの宝庫
良いデザインを見るとなると美術館・博物館・映画館などを想像される方も多いとは思いますし、実際美術館などは素敵なデザインで溢れています。しかし、外出自粛の今は中々出かけられないですよね。かと言って、お家でデザイン集などの書籍を見るにも高価なものが多く、購入には二の足を踏む方も多いですよね。そこでお家の中で普段何気なく使っているものをよく見てみてください。格好良いロゴがあったり、配色が素敵なものがたくさんありますよ。
スマホやパソコン
はい!皆んな大好きAPPLEですね。写真はデスクトップPCですが、皆さんもスマホやノートPCなどでお世話になっているのではないでしょうか?製品自体の造形が美しいことはもちろんですが、ロゴもいいですね。誰もが一目でAPPLE製品とわかる余計なものは排除されたシンプルなロゴデザイン。そしてなぜか右端がかじられているのが興味深いですね。見るのはもちろん、なぜこのようなデザインになったのか想像でも良いので考えてみましょう。ググるのは考えた後でね。
キッチンの中にも
キッチンの中には家電がたくさん。家電は有名企業さんのロゴが必ず載っていますよね。写真の電子レンジ(我が家の使いふるしたものですが)に載っている「HITACHI」のロゴマーク。一見、既存の書体をただ置いただけに見えるデザインですが、一文字一文字の高さや幅、文字と文字の間など絶妙に計算され、既存の書体とは違うことがわかると思います。HITACHIさんのような大企業のロゴはシンプルですが、見えないところに気を配ったデザインが多いですね。
皆さんもご存知の緑茶のパッケージ。色が良いですね、一目で緑茶とわかる大胆なグリーン。デザインはパッと見で何の商品か分かってもらうことも重要です。商品名の「お〜い・・・」の箇所も実際の声が聞こえてくるようですね。
通販のダンボール
中身を出したらスグに捨ててしまうダンボールも側面などにロゴや模様が入っていますね。格好良いものも多いので捨ててしまう前にチェックしてみてください。下の写真はNorthFaceの飯盒が入っていたダンボールですが、ダンボールのクラフト感がアウトドアメーカーらしさを演出していますね。ダンボールのまま置いてあっても様になります。
雑誌や小説
雑誌の表紙や中身はデザインの宝庫です。タイトルの入れ方、文字の大きさ・並べ方など、どうすれば読みやすいかを徹底的に考えてデザインしています。また魅力的な写真の配置も参考になりますね。カメラをされる方は写真の撮り方なども参考にされてはいかがでしょうか。
小説や漫画の装丁デザインもとても参考になります。上の宮部みゆきさんの作品を例に挙げると、不安を煽るようなイラスト(あくまで個人の感想です)や紙面半分も使ったタイトルが早く読みたいという気持ちにさせますね。他にもライトノベルやゲームのパッケージなども良いデザインが多く、最近ではエモいデザインとして地位を確立していますね。
自分の趣味のアイテムを見る
写真は私の趣味である自転車の一部です。赤いフレームに流れるようなロゴが堪りませんね笑。自転車のカラーリングやデザインに心酔しきっている私ですが、皆さんもご自身の趣味のアイテムなどは、好みのデザインのものが多いのではないでしょうか。デザインの良し悪しだけでなく、ご自身の好きなデザインを改めて確認する上で、趣味や好きなもののデザインを見ることはとても大事だと思います。
番外編
レンタルDVDのバッグです。ロゴの下に「貯まる!使える!Tポイント」とキャッチコピーが入っていますね。多くの人が目にする場所だからこそ伝えたいメッセージが入っています。格好良いロゴだけがデザインではありませんね。
まとめ
刺激的な街へ繰り出さなくても、ノンデザイナーさんのご自宅でも良いデザインはたくさん転がっています。今回ご紹介した例以外にも時計の数字、車のエンブレム、洗剤のパッケージ、Tシャツの色などなど気づかないだけで毎日目にしているものの中にアナタにとってのナイスデザインがあるはずです。ご自宅にいる時間が多い今年のGW中にナイスなデザイン探しをしてみませんか。