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商品の魅力を伝えるイメージ写真の撮り方 2つのポイント

カメラマン兼お客様サポーターの山岡よしみです。

誰でもスマホで簡単に写真を撮れる、素敵な時代になりました。
でも、販売する商品の写真を撮るとなると、迷うことも多いのではないでしょうか?

実際にクライアントとお話ししていて、よく聞くのがこんなお悩みです。

  • インスタグラムで集客を図りたいんだけど、どうしたらインスタ映えするんだろう?
  • 商品の魅力を写真で伝えるにはどうしたらいいの?

そこで今回は、商品の魅力を伝える「イメージ写真」の撮り方について
押さえておくべきポイント2つをご紹介します。

ポイント1.商品を「中央」または「全体の3分の2」に配置する

「中央」に配置した場合

下の画像のように、真上から撮ってもokですし、斜め上や真横から撮ってもok。

真上から撮る場合は、何も考えずに撮ると平凡な印象になりがち。
きちんとイメージが伝わるよう、周りに配置する小物にも気を配りましょう。(小物の選び方は「2.背景や小物でターゲットの心をつかむ」をご参考に!)

商品(ティーカップ)を中央に配置した例

横から撮る場合は、背景が写り込むので背景にも気をつけましょう。

「全体の3分の2」に配置した場合

写真を縦横3分割で捉え、全体の3分の2の範囲に商品を配置します。 イメージを伝えることを優先して、商品が見切れてしまっても構いません。
余った3分の1のスペースに小物や背景になるものを配置します。

商品(ティーカップ)を全体の3分の2に配置した例
写真を縦横に3分割し、縦横の3分の2を意識する

ポイント2.背景や小物でターゲットの心をつかむ

イメージ写真を撮る際は、背景や小物に何を写すかにも気を配ります。

例えば季節物の商品なら、その季節を連想させるものを使います。
背景で季節感を表現すればその商品に

  • いま手に入れるべき商品
  • 流行に敏感な方にもぴったり

という印象(イメージ)がつきます。
事前にその季節を連想させる物を幾つかピックアップしておくと便利です。

例えば、秋冬のイメージなら・・・

ファブリック(生地)

  • ニット
  • ベロア
  • ファーなど

アイテム

  • 手袋
  • ストール
  • ホットドリンクなど

植物

  • 赤いもみじ
  • 木の実
  • 白樺など

背景

  • 暖炉
  • 雪景色など

カラー

  • 紅葉のイメージカラー(赤・黄・オレンジ・茶)
  • クリスマスのイメージカラー(ゴールド・赤・緑)
  • 冬の夜のイメージカラー(ネイビー・白)など
冬のイメージで撮影した例

また、ターゲットの好むものを小物や背景として使用すれば、ターゲットを絞って商品をPRできます。ターゲットの属性や、その商品を使うのはどんな時か、使うとどんな気持ちになるのかを具体的に考えると、小物や背景を選びやすいです。
イメージするのが難しい場合は、そのターゲットを対象としたファッション誌やライフスタイル誌に掲載されているものを参考にするのも良いですね。

例:ティーカップを販売する場合

ターゲットの属性

  • 30代後半の女性
  • フルタイム勤務
  • 既婚、子供1人(2歳)
  • 都内在住
  • ブランド物や品のある物が好き
  • コーヒーが好き
  • 自宅で映画を見るのが趣味

商品を使うのはどんなとき?

  • 仕事でちょっと疲れたとき
  • 子供たちを寝かしつけた後の時間

商品を使った時の気持ちは?

  • ほっと安心する
  • 前向きになれる

ターゲットに合わせて使用する小物や背景は・・・

ファブリック(生地)

  • 毛足の長いファー
  • シルク
  • ニット

アイテム

  • 革製品、大理石、タブレット、キャンドル

植物

  • 観葉植物
  • カラー(花)

背景

  • 窓から見えるビルの夜景
  • 暖炉
  • システムキッチン
  • リビング

カラー

  • ダークブラウン
  • ゴールド
  • シルバー

最後に

商品の写真を撮るとき、その商品の作り手目線で撮ろうとすると、色味や商品全体がはっきりと写っていることを重視しがちです。もちろん、それも大事なこと。けれど、そればかりではなく、使い手目線で商品を魅力的に表現するイメージ写真を撮ってみてはいかがでしょうか。きっと、使って欲しい人のところに商品が届きやすくなるはずです。