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イラストを使ったWEBデザイン、グラフィックデザインをなぜ多くの企業が使用するのか

ヤッホー! 山と森が好きなアートディレクターの北住です。

ここ数年、WEBから印刷物まで幅広く「イラスト」を使ったデザインのお仕事をよく受けます。最近だとイラストマップが多いかな。そこで、私なりになぜイラストを使用したデザインが多くの人に好まれるのか考えてみました。

親しみやすい

税理士法人アイユーコンサルティングhttps://bs.taxlawyer328.jp/
あおば会計事務所https://aoba-kaikei.net/

タッチにもよりますが、イラストのあるデザインは、柔らかい雰囲気を作り出し、「優しさ」や「安心」を演出してくれます。上の写真で比べてみても同じ業種のWEBサイトでも印象が大分違いますね。堅そうなイメージの会計事務所もイラストを使用することで、既存のイメージを払拭し、親しみやすさを演出してくれます。

ボラギノールタウンhttps://www.borraginol.com/town/

私事ですが、先日生まれて初めて痔になってしまいました。「入院しないといけないの?」「血まみれになるのかな?」「当分座れない?」など、そんな不安に押しつぶされそうな時、この分野のリーディングカンパニーのサイトを見たわけですが、私の想像とは180度違うデザインでした。イラストやアニメーションがふんだんに使用されており、未知なる痔に対して親切に、時には陽気に説明されており、私の不安は一瞬で払拭しました。この後、私がドラッグストアに直行したのは言うまでもありません。先ほどの会計事務所のWEBサイトでもそうですが、イラストには安心感を高める効果があることがわかります。

情報やデータをわかりやすく伝える

目白大学https://www2.mejiro.ac.jp/univ/mejinavi2020/

文字のみで長々と説明したものより、イラストを加えた方が内容を理解しやすいですよね。文字や数字などのデータだけでなく雰囲気も同時に伝えるメリットがあります。「百“文”は一見にしかず」ですね。

現実に無いものを表現できる

いなべ市にぎわいの森パンフレット

上の写真のパンフレットは、施設のコンセプトを表現するために、実際とは違う見え方で施設や周りの環境をイラストで描いています。そうすることで、ありのままの施設写真では表現できないビジュアルを作ることができます。写真でも合成すれば同じような事はできますが、イラストに比べ自由度は低いと思います。イラストならクライアントの想いや、お店のメッセージなどを容易にカタチにできますね。

ターゲットにあわせたビジュアルがつくれる

湯の山温泉観光イラストマップ

マップは単純にデザインすると無機質な印象を与えてしまいますが、ターゲットに合わせて実際にある道や施設もイラストにすることで効果的なデザインになります。またイラストを使用することで、いつもは脇役のマップもメインビジュアルに様変わりします。

アウトドアと相性が良い

いなべ山女子フェスタhttps://inabe-yamajoshi-fes.com/
青川峡キャンピングパークhttps://www.aogawa.jp/

エコムクリエーションではアウトドア×イラストを組み合わせたプロジェクトが多いです。森林公園、キャンプ場、登山などアウトドアの分野は、陽・風・木々・土など自然のモチーフを連想させます。このようなモチーフは人工物とは違い、柔らかい表現、ザラついた表現などと相性が良いです。イラストと用いることでこのような表現の幅を広げたり、画面を見た人に現地の魅力を想像させることができます。

まとめ

イラストは、写真や文字だけでは表現できない「柔らかさ」、「安心」、「親しみ」などをデザインに加えることができます。だから多くの企業は消費者に自社のサービスや商品に親近感を持ってもらうためにイラストを多用しているのかもしれませんね。タッチによっては「勢い」、「躍動感」なども表現できます。その説明はまたの機会に。