日本の国民的映画とも言える、人気映画のロケ地が三重県にあるってご存知でしたか?
実は三重県菰野町の湯の山温泉は、映画男はつらいよシリーズ第3作「 男はつらいよ フーテンの寅 」の舞台になっているんです。
この映画の公開は1970年ですが、その頃まだ生まれていなかった私でも「寅さんといえば、はらまき巻いてて、誰にでも好かれそうな気の良いおっちゃんだよなぁ」というイメージはあって、それほど有名で長く愛されてきた作品なんだと感じます。
今回は、エコクリのお客様サポーター兼カメラマンの山岡よしみが、寅さんのロケ地である湯の山温泉街を写真を撮りつつお散歩。寅さんが過ごした湯の山の景色を楽しんできます!
出発前に、予習。
まずは予習。ということで、「男はつらいよ フーテンの寅」のDVDを鑑賞。
今みても、面白い。寅さんってお茶目な人ですね。
菰野町に住んでいる私としては、時々見たことのある風景が登場したり、約50年前の菰野町の様子を見ることができたりして、そこも面白かったです。
まだ観たことがない方はぜひ、予習をお勧めします。
いざ出発。
旧 三交湯の山温泉バス停から出発です。
電車でお越しの方は、近鉄「湯の山温泉駅」から三交バスに乗り換え、三交バス「湯の山温泉・御在所ロープウエイ前」で下車、徒歩10分です。
車でお越しの方は、旧 三交湯の山温泉バス停のすぐ近くに駐車場「湯の山パーキングセンター」があります。
さて、このバス停は、寅さんの映画にもバッチリ登場しています。寅さんが湯の山温泉に到着するシーンです。
映画では、沢山の旅館の人たちが寅さんを出迎え、湯の山温泉の賑わいが印象的でした。
そして、バス停から温泉街へ続く階段。50年前と変わっていないんじゃないかなぁ。
いよいよ、温泉街へ。
さて、坂道を登って温泉街へ。
夏の湯の山。川の流れや緑がとても美しい!
写真の左手奥に見えるのが、映画ではラーメン屋として登場した旅館翠月です。ヒロインの弟と寅さんが初めて出会うシーンが撮影されました。
旅館翠月の上には、御在所ロープウエイも見えますね。映画の中に迷い込んだ気分。
涙橋を渡り、さらに坂道を上ります。
すると、見えてきました蒼滝橋!
寅さんとヒロインの弟が決闘した橋です。
映画を観た方には分かっていただけると思うのですが、蒼滝橋は50年前と同じ佇まい。橋の周りの建造物や石の階段なんかも、レトロな雰囲気で、私には新鮮でした。寅さん世代の方は懐かしいと思えるのかも。
老朽化が進み、残念ながら橋を渡ることはできませんでしたが、橋のすぐ側までは歩いて行けます。
橋の奥には鳥居があり、なんとも神秘的。
ちょうど橋の真ん中あたりにだけ日が差して、まるで橋の向こう側に誘っているような雰囲気も。
お散歩の締めくくりとして、蒼滝橋のすぐ近くのカフェSuimeiさんにお邪魔しました。
映画の撮影時、寅さんも立ち寄ったそう。寅さんとオーナーの記念写真も飾ってあります。
カフェSuimeiさんでは夏限定スイカフローズンスムージーを頂きました!
レトロなカフェでゆったりと、涼しい時間を過ごせました。
寅さん50周年。昔も今も愛される湯の山へ。
さて、50年前に思いを馳せながら巡った湯の山温泉街ですが、実はいま、湯の山温泉は「開湯1300年」そして「寅さん50周年」ということで盛り上がっているんです!
寅さん世代には懐かしく、寅さんをよく知らない世代にはなんだか新しい。そんな湯の山を存分に楽しんでもらえるよう、エコムクリエーションはデザイン制作でお手伝いしています。
ぜひ、寅さんが過ごした風景に会いに、湯の山温泉に遊びに来てくださいね!
お土産には、期間限定 湯の花せんべい 男はつらいよ缶もお忘れなく!